杭州天気 PM2.5

HOME > 編集部のつぶやき > 他人様と同じレール

他人様と同じレール

   確か昨年12月号弊誌の中国人の張さんが書いてくれたコラムの中で「よその子供が何をしているか」という言葉にダニエルなりに反応してみた。日本も同じ傾向はあるが、日中に限らない話かとは思うが、日中を比較するならば中国の方が、勉強、塾、習い事、の時間(土日も一日中やっている)、費やす時間と費用は高い。それにより親とそのまた親(じいじ、ばあば)、家族が総動員協力して面倒をみるのが中国では当たり前となっている。
  親としては子供の将来の可能性を広げる為、様々な事に挑戦させ体験させたい、という想いはどの親も持つだろう。中国の場合はそれが特に都市部の人たちに多く見られる。何のために?そこまで?と杭州人に聞いてみたが、笑いながら将来子供が良い仕事に就くためとの返答であった。それは親のエゴ(我欲)では無いか?と感じながら良い仕事ってなんだろう(子供の気持ちは?)と(笑)疑問もあるが他人様の家庭の教育に口出しはできないし自由だ。またその努力の結果、子供は世間一般的に良い言われる仕事(中国では特に公務員)に就き将来裕福になるかもしれない。確かにそれだけの時間、費用、努力を払っているのだから報われるべきだが、それは運も必要。日本の場合土日ぐらいは?!親も休みたい、勉強などせず、山登りや動物に触れあったりと他の視界を見せたい。団体競技のスポーツ少年団など協調性を学べる団体競技にも参加させたいと田舎出身のダニエルはそう思ってしまうが、都会の私立に通学している一部ご家庭では英才教育などは中国式同様かもしれないが、庶民はなにもそこまでと思ってしまう。
  勉学や塾も大事だがそれこそ、子供が将来何をやりたいのか?小学校でまだ分かる訳がない。何をもってして「成功」?大手勤務?または経営者?お金持ち?公務員?たとえ実現したとしてもどれだけの犠牲と苦難、リスクがあるか、その立場にならないと大人になっても一生分からないし何事も良い面と悪い面(リスク)の二面性がある。それに固執しすぎるよりも自分の環境、条件の中で、幸せや、やりがい、充実感を感じる柔軟性のある思考力がある方が心豊かに生きられると思う。
  大人からすれば今あるのが「今の自分の現状である」訳だから、その中で幸せになれる事を自分で動いて、考えて、見つけるしかない。その重点は家族かもしれない、仕事の中にあるかもしれない、趣味にあるかもしれない、お酒や友人にあるかもしれない、それは十人十色。
  大事なのは自分が何を幸せと感じるかが分かることかもしれない。視野を広げればそれだけ幅も広がり、色鮮やかな人生が送れる気がする。親が他人様の子供と比較したり、他人と同じではならない等という親の教育(否定はしないが)もあるかもしれないが、自分がそうだったように所詮親の思い通りにいかないのが子供である。他人様の子は他人様の生き方であり、自分の子は自分だけしか責任もとれないのだから他人様に迷惑をかけないことを前提に自己責任(経済的にも)の中で人生を楽しむ術を学ばせ理解させたい。正解、不正解は無いが生きている内に自分なりにどれだけ自己満足(幸せ、喜び)を感じる事ができるかがダニエル的価値観であり「生き方」については自分(自分の弱さ)との闘いはあっても人と比較する必要はないと考える。他人様と同じレールを歩く必要はない新たな生き方の時代かと思う。


ホームページに戻す登録後、資料のダウンロードなどの操作を行う。